刻印

2005年8月17日
貴方を忘れないように、

刻んで。

 涙々

2005年8月13日
あの日流れ落ちた涙の理由。
今はもう分からないけれど。

きっと、きみの傍なら何度でも同じ涙を流せるよ。

 遠々

2005年8月1日
人差し指で君までの道筋を辿った。

あまりにも遠すぎて、

その距離に泣きたくなった。

 金糸雀

2005年7月31日
どんなうたをうたえたら、

貴方に愛してもらえますか。

 携帯

2005年7月19日
機械音が愛しく感じるのは、

貴方の音だから。

 空

2005年7月10日
空を見上げる。

薄く白みはじめる夜明けの空。

どこまでも突き抜けるように、青く青く続く真昼の空。

真っ赤な太陽が燃え落ちる夕暮れの空。

淡い紫に染まる宵の空。

濃紺の天井に星々が瞬く夜の空。


どれだけたくさんの空を眺めても、
いつでも思い出すのは君と見た淡い桃色の夕焼け空。

                         「夕日」

 七夕

2005年7月7日
星が全てを包み込んで、

雨が視界を遮って、

雲が全てを覆い隠せば、

 
誰にも知られず、二人きりで会えますか?

 短冊

2005年7月7日
願い事を書きました。

「また、君に会えますように。」

 両ノ手

2005年7月5日
私の手は二つしかないから、
たくさんのものは持てないよ。

ぽろぽろ零れ落ちて、
壊れてしまうよ。

だから、ひとつだけを
大事に大事に抱えているね。

 素顔

2005年7月2日
優しくしないで、

     冷たくあたらないで、

 そのままの君でいて。

 叫

2005年6月29日
心が歪み、軋んで悲鳴をあげていた。

 汚濁

2005年6月24日
こぽこぽ。

ごぼ。

・・・がぼっ。

 
いくら沈めても、這い出てくる。
 

ごぽ。

ごぼぼ。

 
出てこないで。

 
・・・・ごぼり。

 
知らないふりをさせて。

・・・・がぼ。

気づかなければ、綺麗な私でいられるの。

だから、

 
 
      こぽ。
わたしを・・・・みないで。

 水晶

2005年6月21日
鈍い音を立てて落ちていった。

砕けて壊れた、君の心。

 忙殺

2005年6月21日
すべて、すべて、

日常に紛れ、

時間に飲み込まれ、

忙しさに追い立てられて、

 
何もかも消えてゆくの。

 花

2005年6月17日
すぐに捨てられてしまうことは知っているの。

 
それでも、

短い間だけでも貴方を楽しませることが出来るならそれで幸せなの。

 水玉

2005年6月14日
きらきらとヒカル。

ビーズの様に。

光を弾いて。

落ちて、

壊れて、

また、小さな粒が生まれて。
 

そして、ヒカル。

きらきらと。

 闇心

2005年6月14日
ねぇ。

高いところにいる貴方を引き摺り下ろしてあげる。
微笑んでいる貴方の顔を恐怖に塗り替えて、
私を見ないように瞳を潰してあげる。

だから、楽しみに待っていてね?

 堕翼

2005年6月10日
空に焦がれて近付けば、

決して届かぬまま

ただ、堕ちて逝くだけで。

                「羽」  Thank you for 海月

 雨桜

2005年6月9日
暖かくなったね。
今はもう、凍えていませんか?
もし凍えているなら、
貴方の元へ飛んでいって、
冷え切った体を抱き締めるよ。
私の温度をいつまでも与え続けるから。

凍えた時は、どうか傍に置いてください。

 侵食

2005年6月8日
綺麗なモノを目にしたら、
貴方を思います。

綺麗なモノを思って、
貴方に会いたくなります。
 

何をしても、
貴方を想い描きます。

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